2009年1月29日木曜日

オシフィエンチム(8月18日)


 オシフィエンチムを訪れたのは、アウシュビッツ、ビルケナウ強制収容所跡をこの目で見るため。20世紀の負の歴史が凝縮しているような場所ですが、良くも悪くも観光地化していました。大勢の人が観光バスで訪れ、ガイドに連れられ見学し、また去っていく。多くの人がこの地を訪れるのは、歴史を学ぶことの重要性を知っているからこそなのでしょうが、私はそこに虚無感を感じました。おそらく私だけでなくここを訪れた多くの人が感じていることと思いますが。
 写真は、アウシュビッツ国際青年交流センター(IYMC)で見た内海信彦さんの作品。この作品からは、アウシュビッツで亡くなられた人々の声、その歴史を伝えてきた人々の思い、それら全てが凝縮され視覚を通じて体中に伝わってくる気がしました。

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